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電力の自由化~電気の質は会社によって違うのか~

 

noma-noma-blog.hatenablog.com

 

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 電力の自由化により自分の好きな会社の好きなプランを選べるようになりました。今では数多くの会社が販売しており、どんな会社があるのか把握しきれないほどです。

そこで疑問がわきました。

電気ってどこの会社で買っても同じ質なの?

 この電気会社だと頻繁に停電になる、なんてことがあれば安くても意味がありません。電力の自由化について調べたのでまとめます。

 

 電力の自由化の歴史

以前は家庭向けの電気は東京電力関西電力など各地域の電力会社のみが販売しており、どこの会社から買うかを選ぶことはできませんでした。

しかし2016年に電気の小売業への参画化が全面的に自由化され、自分たちの好きな会社から買うことが可能となりました。

 

 電力供給の仕組み

結論から言うと電気の質に違いはありません。以下の図は電力供給のフロー図です。

電力の共有は(1)発電部門 、(2)送配電部門 、(3)小売部門 の大まかに3つの部門に分類されます。電力の自由化とは赤線で囲われた小売部門 の話です。

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(出典)経済産業省資源エネルギー庁https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/electricity_liberalization/supply/

 

発電部門

火力発電や水力発電と言った発電所を運営し、電気を作る部門

すでに参入自由となっています。

送配電部門

発電所から消費者までつながる送電線・配電線を管理する部門

東京電力関西電力といった政府が許可した企業のみが担当します。これまでと同じで、停電の可能性などは変わりません

小売部門

消費者が必要とするだけの電力を発電部門から調達し、料金メニューの設定や、契約手続などを行う部門

ここが自由化されます

 

私たちに対するメリットて何?

一言で表すと「好きな電気を買える」です。今までは和食しか選べなかったのが、中華やイタリアンなど自分の好きな物を選んで良くなったと言う権利です。具体的には

・時間帯別料金を選択、基本料無料プランなど

・ガスとのセット割やポイント付与

・再生エネルギーで発電した電力を買う

など各個人の価値観に合ったものを選べるようになりました。また、市場の原理に基づき価格競争なども起こりやすいと考えられます。

 

手続きに必要な事

電力会社を変更するために必要な準備としては以下があります。

スマートメーター

②現在契約している電力会社

③現在の電力会社のお客様番号

④供給地点番号

スマートメーターとは下の写真のような電気メーターのことです。準備と言っても新電力会社に切り替えの連絡をすると、地域の電力会社から切り替えの連絡があります。切り替え事態は30分もかからず、無料です。

また②~④に関しても検針票やWebのマイページから確認することができるので、改めて準備するものはありません。

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(出典)資源エネルギー庁

賃貸物件の場合

賃貸物件においても基本的には管理会社への連絡なしに変更して問題ありません。退去時に電力会社をもとに戻す必要もありません。(そもそも退去時には解約するので)

ただし、現在の電気会社との契約が本人でない場合や、マンションなどが一括して電気会社と契約をしている場合は変更できない可能性もあります。

 

まとめ

◆電力の自由化◆
・配電される電気の質は変わらない
・自分の価値観に合った電気を買うことが可能
・現在の検針票があれば変更可能

 

実家の電気会社を変えた話はこちら 

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